第二本駒込園 主任きよか先生
先輩に沢山支えて貰ってきたから、サポートする立場になった今、私も思いやりを持って関わりたい
このえ保育園に入って、今の園が3園目です。このえ中延保育園をみんなで立ち上げて、このえ長原保育園でその経験を活かして、初めて主任として立ち、そして今、新園のこのえ第二本駒込保育園でこれまでの経験を活かして実走中です。私が主任という立場で先生たちと関わる時に大切にしていることは2つあります。
1つ目は『先生たちの想いを聞く』ということです。担任の先生との会話中で手法や手立てが分からない。となれば勿論、私の経験や調べた事を提案することもありますが、その時はいくつかの選択肢を用意して、先生たち自身が“自分で選べるように”ということを大切にしています。
また、園内の勉強会で先生たちが持つアイデアを出し合う時間も作っていて、季節や発達に合わせた遊びを一緒に考案しています。その考案したものが無駄にならないように、園で掲示したりして、それぞれのクラスが力を入れていることを職員みんなで応援出来るようなサポートを心がけています。
2つ目は『フレンドリーさ』を常に意識しています。新園なので、誰もが何も分からない。という状況下で「何でも聞いてね」と私が受け身の姿勢で居てはうまく行かない・・と痛感しました。そこに気付いてからは、私が部屋に出向いて「今日どうだった~?」「これどうする~?」という感じで声掛けをして、相談しやすい雰囲気やタイミングを作れるようにと心掛けながらクラスを回るようにしています。
全員が新しい環境でスタートをする新園では、必要なのは全体への共有よりも一人ひとりと向き合う時間だと気づきました。このえ第二本駒込保育園に来たことで、またひとつ “学びの引き出し”が増えたなと感じています。ただ、やっぱりそれを毎日行動していく事は思っているよりも難しいですね。限られた時間の中でいかに時間を確保できるか。が課題になっていて、日々の仕事に優先順位をつけ、工夫しながら試行錯誤して取り組んでいる最中です。
先輩に助けて貰ってきたから、これからは私がみんなの支えになりたい
保育園はこどもがメインなので、こどもの成長を見届けることはとても嬉しいことですし、毎日楽しいですが、今はこどもを保育する先生たちに力添えしながら、先生たちが保育を高め、成長していく姿を見守れるという事の面白さにも気付くことが増えましたね。
日々の保育の中で、先生たち自身が色んな事に悩んで、自分のクラスのこどもたちの為にこうしていきたい、こんな経験をさせてあげたいという想いが溢れている姿をよく見ます。ひたむきな想いを、こどもたちとの時間にかけることで、より気持ちが届いて、それが保育の中でこどもの成長や反応で返ってくる。という情景が見て取れると、「このクラス、今すごく良い感じだな。」「順調に伸びているな。」と嬉しくなります。
逆に「このクラスの今狙う視点はここだけど、この面はまだちょっと落ち着いてないな」という様な、クラス課題が見つかるような場面をみて気づいた時は、クラスの発達に合わせて、今後の保育に活かせる視点のヒントを担任の先生にもすぐ伝えるようにして、一緒に向き合うようにしています。
私自身、これまで先輩の先生方に沢山フォローして貰い、いつも助けられてきたという経験があるので、私もそういう風に先生の力になれるようなサポートをしていきたい!という想いが自然に湧いてくるのかなと思います。
「なんとかなるさ」は、事前準備ありきの姿のこと
私はいつでも「なんとかなるさ」という考え方で動いています。でもそれは、その場所しのぎという意味ではなくて、何事もしっかり事前準備をした上で臨んだことは、“なんとかなる”という事です。事前準備に時間をかけて保育をすれば、絶対にその時間分、保育の中でしっかり返ってくるっていう事を先生たちにも伝えたいですね。
こどもを目の前にすると臨機応変さがとても必要ですが、日頃から事前準備をしていれば、土壇場になった時も、時間をかけて考えたり、悩んだりした分だけ、自分の引き出しも増えていきますし、保育の手立てが自然と出てくるんですよね。だからこそ、「事前準備をきちんとしていれば、大丈夫だよ。」という事を先生達にはいつも伝えるようにしています。
もちろん、自分の力だけではどうにもならない時もあるかもしれませんが、日々努力している姿は、周囲の人にも伝わっていくものなので、もし何かあっても周りの助けも自然とついてくるから、一緒に助けてあげられるからね。ということも伝えています。その時間の中で、保育に最も重要な『臨機応変さ』も自然と身について来るのではないかと思っています。
私が思うこのえ保育園の魅力はココ!
このえ保育園は、 園長先生や副園長先生がとても信頼できる先生方なので、そのサポートを受けたらきっとだいじょうぶだと思っています。
そして、このえ保育園は姉妹園がいくつかあるのですが、姉妹園との関係性もすごく友好的です。普段から姉妹園研修で行き来できる環境はとてもいい刺激になっていますし、そこでたくさんの刺激を受け、それを実践しながら自分の保育の引き出しを増やし、その経験から新しい自分の保育が出来るようになるというのはとても魅力的だと思います。だからこそ、意欲のある方や学びたいって思う方には是非きて貰えたら楽しめると思います。
私は困った時にすぐ相談してしまう方で、性格的に多分、ひとりで抱え込んで思い悩むって事ができなくて、すぐ吐き出しちゃうタイプなのかも…。第二本駒込の先生達にもすぐに相談して、解決できるようにしています。
今まで、私は人間関係でずっと幸せだったので、例えばギスギスしている様なところから来た人であれば、「このえ保育園はすごいいい!」って言えるのかもしれないけど、そういう事を比べるところが私はないんですよね。多分私、人間関係でずっと良いところでしか育ってないのかな。ヌクヌクしています(笑)
このえ保育園に入った先生たちにも、そう感じて貰えたら嬉しいですね。